2022年11月26日

「主食って何?栽培の歴史から食を見る」プロローグ

私たちは、ほぼ毎日パンか米を自然に食べています。主食とおかずというのは今や常識であり、当然の食事メニューで疑ったこともない事ですが、それでも人類史の中で米やパンを誰もが食べられるようになったのはほんのこの数百年、せいぜい千年くらいの歴史しか無くその殆どは米にもパンにもありつけなかった歴史があり、最初は動物の食べ残した死肉や骨、そのうち植物の根っ子や蔓、虫、ようやく芋や栗、野菜や魚・・・と主食、副食、区別なく食べられるものを何とか食べる空腹の長い時代があったのです。

日本の食事:米食が4割強、パン食18%、麺類14%―農林水産省の食生活調査 | nippon.comからお借りしました。

今回はその当然を疑うところからスタートしていきます。まず主食って何?というところから、米や麦がどういう必要や必然から人類史に登場したのかを押さえます。

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2022年11月23日

映画「百姓の百の声」を観て②

11月20日大阪の十三の第7芸術劇場というミニシアターで100人少々を集めての映画「百姓の百の声」を見てきました。今回の記事は記憶の新しいうちにその感想とそこで語られた現役百姓の生の声をレポートしたいと思います。

映画「百姓の百の声」を観て – 新しい「農」のかたち (new-agriculture.com)

こちらの記事でも一度まとめていますが、別の視点から考察したことを書きたいと思います。

私は、普段、農産物直売所で、農家さんの営業の担当をしています。この仕事を始めて8年になり、通算1000人ほどの農家さんとお話をさせていただいたり、お付き合いを頂いております。

この映画の冒頭で、農家さんが畑で話をしている映像が流れ、字幕までつけてくれているのですが、「私たちは、日本人という民族のベースである農家の言葉がわからなくなってしまっているのです」というような主旨のナレーションが入ります。詳しく覚えていませんが「アルバリン」などの農薬や肥料の名前や「亜主枝」などの専門用語が多用されたり、意味が分からないのです。

この映画は、私たちが普段食べている農産物を作っている農家の声に、を傾けてみるとおもしろいよ聞いてみようという思いから作られた映画でした。

これは私個人としては非常に実感のある所で、8年前にこの仕事を始めたとき、農家さんのところに行っても、何を言っているか全くわからないのです。

でも、農家さんの多くは、そういった作物の生育の話や、育て方の話をしているときが一番楽しそう、ということも多々あり、そこに食らいついて、ひとつひとつ説明してもらってようやくわかるようになってきた。というのが実感で、8年たった今でも、まだわからないことがたくさんあります。

農家人口が減りすぎたこと、我々非農家が農家への関心が薄すぎること、また逆に、農家が農家だけの狭い世界の中で生活してしまっていることなど、原因は双方に様々だと思いますが、やはり「食」を支えている人たちとの距離感ができてしまっているところは何とかしたいところです。

 

■農家さんの喜び、醍醐味とは?

映画に出てくる農家さんの言葉で、印象に残っているのは、

トマト農家の清友さんが、「今まで見えてなかったものが見えるようになってきた。このことがすごく楽しく、農家の醍醐味だ」とおっしゃっていたこと。

またそのほかの農家さんも、自身が農業の実践を通して追求して見出した、農法、植物の特性や自然界の摂理、組織論などを生き生きと楽しそうに語っていたのが非常に印象的でした。またそのひとつひとつの追求内容も、非常におもしろく、気づきが多かった。

私は普段の仕事の中で接触する農家さんと話していても思うのですが、それぞれが毎年何かしらの成功と失敗を重ねながら追求しています。それの失敗や成功や気づきを、分かり合える仲間がほしい、ということを非常に強く感じていると思います。また、それをわかって売ってくれる販売者、わかって食べてくれる消費者とのつながりに、非常に充足感や安心感を感じているように思います。そこに、多少の売り上げの違いがあっても、わかってくれる人に育てた野菜を売ってほしい、食べてほしいという思いを非常に感じます。

 

■「共存共栄」「永く続くには?」を常に念頭に置く精神

また、映画の終盤で焦点が当てられていたのは、農家さんたちが常に念頭に置いている「共存共栄」の精神。たとえば、自分が開発したり発見した技術や、代々大切に紡いできた種などは、独占するのではなく“共有していくべき”という考えが、農家共通の価値観としてあります。

これは私も年配の農家さんから、何度も何度も教えていただいたことです。誰か一人が利益や技術を独占しても、その関係は永くは続かない。大きな儲け話も、永く続かない。売る人、作る人、買う人、3者が、みんなが利益を分け合って、永く続く関係を作るべき。実際農家さんは、ポッと出のもうけ話よりも、長く堅実に付き合ってくれる取引先との仁義を大事にします。

この精神は、農業を通じて、自然と向き合う中で自ずと肉体に染み付いた、摂理みたいなものなのかなと映画を見ながら感じました。

 

■若手農家が増えない、定着しないのはなんで?

最後のトークショーで会場から「若手農家が増えないのはなんでだと思いますか?」という質問が投げかけられました。なかなか難しい問題ですが、映画を見ながら2つのことを考えていました。

一つは、新規就農者かが、上述したような“農業の醍醐味”を感じ、共有することができる仲間(農家・消費者・販売者)を作れるか、ということ。新規就農者が陥りがちなのは、農作業に手いっぱいになって、消費者や販売者とのコミュニケーションが少なくなってしまうというパターン。一日中、ひとりで作業して、気づいたら1週間くらい誰とも話してなかった、なんてこともあると、新規就農の農家さんから聞きました。それくらい農作業はたくさんあり、こなさなければ食べられない。

今、農業を志す若い就農者には、「自営業で一旗揚げたい」「儲けたい」というような意識が強い人は本当に少ないと感じています。それよりも、おいしものを作りたい、自分の納得いくものを作って食べてもらいたい、消費者とのコミュニケーションを大事にしたい。そんな想いが強いと思います。だからこそ、独りぼっちは堪えるんだろうと思うのです。

もう一つは、その一方で実際十分食べていけるだけ稼げるのか、ということ。農作業で手いっぱいになってしまうのは、それくらい作付けしないと食べられるだけ稼げないから、という理由が大きいと思います。若い農家ほど、子供が小さかったりで、経営圧力が大きい時期ということもあるでしょう。

 

■我々のなすべきこと~都市型直売所事業の仕事としてのおもしろさ

そういう風に考えると、消費者の立場からできることは、映画の主題でもあるように、まず農家の声を聴くことなのかもしれないと思いました。

食糧自給率や、農薬・安全性の問題、また昨今では不安定な国際交易で本当に食糧の価格が不安定な状況が続いています。問題はたくさんあるけど、それを議論するより、まず食糧を作っている農家の生の声を聴くことから、食への主体意識が生まれるような気がします。

 

ここまで書いて、直売所事業って我ながら面白い仕事だなと思います。

直売所事業は、農家さんの話をよく聞いて、考えていることをお客さんに伝えて、農家さんにもお客さんにも喜んでもらえる仕事です。映画の冒頭にあったような専門用語だらけの会話を、非農家がわかるようにして伝えるのは結構難しいけど、それが面白いところでもある。

私は、直売所事業に携わりながら、いろいろな農家さんから元気を頂き、生活しています。そんな農家さんの活力を作れる仕事をしたいと常々思っているし、やりようによってはそれが本当にできるポジションです。

また、実際に「商売」なので、きれいごとだけじゃなくて、お互い食っていくためにどうするか?という生々しい付き合いができます。

 

何が言いたい記事なのかまとまらないですが、これからも農家さんと永くお付き合いしていけるような仕事をしていきたいなと思いました。

 

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2022年11月23日

【「食べる」と「健康」その本質に迫る】プロローグ

本ブログでは、これまでも、「食べることとは?」「本来の健康的な食事とは?」といったテーマを扱ってきました。最近のシリーズでも、いくつかの仮設と追求ポイントが抽出されています。

 

≪これまで抽出された仮設や追求ポイント≫

 

■24節気シリーズ

24節気シリーズ【最終回】~旬のものを食べるとなぜ体に良いのか?

 

このシリーズでは、人類(特に東洋人)が、月や季節をはじめとする自然の巡りと調和することによって健康で豊かな生活文化を作ってきたことがわかりました。

そして、人類は食べ物を食べるだけでなく、宇宙や自然そのものから直接的に、波動という形でエネルギーを受信している可能性、そもそも生命そのものの始まりが波動であるという仮説をもとに、旬の野菜がなぜ体に良いのか、考察しました。

旬の野菜とは、その季節の宇宙や地球の波動ともっとも調和して育つことのでる野菜。もっとも季節に調和し、エネルギーを吸収できている野菜。

それを食べることは身体をその季節に調和させることそのものであると捉えることもできるのではないかと予測しました。

 

生命の始まりが波動であるとしたとき、植物が成長する原理はどのようになっているのか?人間(動物)にとってそれを食べるとどういうことか?さらに掘り下げてみたいところです。また、シリーズ内で注目した、月や太陽が、動物・植物にもたらす影響についても気になるところ。

 

■有機農業をまるっと見る!シリーズ

『有機農業をまるっと見る!!』シリーズ4:持続可能な農業とは?~植物の誕生からその生命原理を探る

『有機農業をまるっと見る!!』シリーズ5:持続可能な農業とは?~植物の共生ネットワークを破壊する近代農法と有機農業の可能性

『有機農業をまるっと見る!!』シリーズ6:持続可能な農業とは?~持続可能な農業の主役は炭素。土中炭素をいかにして増やすか?

 

ここでは、植物に必要な「土」は、微生物によって作り出されたこと、そして、その微生物が作った物質の循環サイクルに、植物が入り込むことにより、循環を加速させ、共存することのが可能になったことがわかりました。

 

植物と微生物の共生関係は解明されましたが、動物や人間と微生物・植物との共生関係がどうなっているのか?はさらなる追求ポイント。

 

 

 

■腸が作る健康の秘訣シリーズ

「腸が作る健康の秘訣」第1回 腸を知るための土の仕組みとは・・・ – 新しい「農」のかたち (new-agriculture.com)

「腸が作る健康の秘訣」第2回 土と全く同じ仕組みが、腸の中で作られている – 新しい「農」のかたち (new-agriculture.com)

「腸が作る健康の秘訣」第5回 腸が外圧を捉え、脳がどうするを考える – 新しい「農」のかたち (new-agriculture.com)

 

このシリーズでは、

「人は森であり、腸に「土」を内包しているー」といった認識が発掘されました。

土壌に暮らす微生物が、食べ物と共に腸内に移住したものが腸内細菌の起源であり、人は今でも「食べる」ことを通して、外的な環境と接続しています。

 

土の微生物を取り込むことによって腸内の土壌改良がなされるので、化学肥料や農薬を使っていない有機野菜であれば、土がついたものを丸ごと食べるのが一番健康によいと考察しました。

 

さらに、腸はが意識器官であり、脳の働きなど、体内の様々な臓器の働きに影響を与えているということもわかりました。

 

 

 

 

 

≪本シリーズで追求したいこと≫

これらのシリーズで断片的に進めてきた追求が、どこかひとつながりになりそうな気がしています。

そこで、今回からのシリーズは、これまでの追求を踏まえ、もう少し俯瞰した視点から、全体を貫く摂理を見出していきたいというのが狙いです。

 

キーワードは「循環」です。動物・微生物・植物の間にある循環、太陽・宇宙と地球に住む動植物やモノのエネルギーの循環。そのすべての循環の中に、人間の営みもあるはずだと思います。

 

1.動物と植物と微生物の共生関係と物質循環はどうなっている?

動物は、植物と微生物の物質循環を加速させることによって、その共生関係の仲間入りをさせてもらった存在ではないか?と仮設しています。

腸の始まり、腔腸動物の誕生までさかのぼって考えてみたい。

 

 

2.月と太陽(または宇宙からの波動)は、動植物の活動にどのような影響を与えているか?

植物の成長は、3代栄養素と呼ばれる窒素・リン・カリ、また気温、湿度、日照量などの生育条件が整うことが必要といわれていますが、それは実は一面的に捉えているのではないか?

植物の歴史や、最新の研究から、植物と宇宙がどのようにシンクロしているのかを追求してみたい。

 

3.人間にとって腸とは?食べるとは?

1の視点から考えると、人間にとって食べるとは、自然界の物質循環を促す行為そのものであると考えられます。

2の視点からは、エネルギーを得ることそのものを捉えなおす必要が出てくるように思います。

そのような視座から、食べることの役割、食べるべきもの、健康な食とは?を考えてみたい。

 

こうした追求から、我々が本来食すべきものはどういったものなのか?有機農産物や、旬の野菜が体に良いと言われるが、その根拠はなにか?も浮かび上がってくると思うのです。

 

 

どれも未知すぎるテーマですので、かなり混迷することも予想されますが、できる限りのエビデンスから論理整合させていきたいと思っています!

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2022年11月22日

【不耕栽培の可能性】プロローグ~自然本来の力を活かした農業の可能性を探る~

写真は、こちらからお借りしました。

 

■世の中で注目される、自然本来の力を活かした栽培法

今、世の中で、安全安心な野菜として、「有機栽培」「無農薬栽培」や「自然栽培」などが注目され始めています。これまでの化学肥料・農薬は使わない、自然に寄り添った新しい栽培方法で育まれた野菜たち。

自然の太陽からエネルギーを吸収し、そして、大地から栄養を吸収する。そうやって自然を一体化してのびのび育った野菜たちの力を、私たちはいただく。自然本来の力を活かし、野菜たちから受け取った元気の恵みが、身体も心も元気に育んでくれる。そうありたいと思っている人も多いでしょう。

 

■不耕栽培の可能性

さらに、そこから一歩進んで、田畑を耕さない。野性的な自然の中でたくましく育った野菜たち。「不耕栽培」で育った野菜たちは、もっと健康的でおいしいのかもしれない。もっと言えば、昔の先住民・縄文人がそうであったように、採取生産のように、野性的に野菜を育てていけるのであれば、もっと身近で、おいしい野菜を手に入れることができるかもしれない。

そのような発想で、今回のシリーズでは、私たちの現代的な生活の中で、「不耕栽培」の実現可能性があるのか?欲を言えば、誰もが気軽に始めやすい栽培方法として取り入れられないのかを追求していきたいと思います。

※画像は、こちらからお借りしました。

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2022年11月21日

映画「百姓の百の声」を観て

11月20日大阪の十三の第7芸術劇場というミニシアターで100人少々を集めての映画「百姓の百の声」を見てきました。今回の記事は記憶の新しいうちにその感想とそこで語られた現役百姓の生の声をレポートしたいと思います。

この映画は梨田昌平さんいう映画監督が作られた。監督は58歳。ずっとこういう映画を撮りたかったと語られていた。農業をポジティブでもなく悲観的でもなく、淡々とお百姓さんの映像と言葉を並べて、みた人に感じてもらう、そういう映画にしたいと。そしてその題材のお百姓さんは農文協という農業を専門に100年以上の歴史を持つ出版社を通して3年間にわたって全国を歩き、たくさんの方々との会話と取材の中から生み出されていった。

今回紹介されたお百姓さんはわずか20人ほどだが、全国100万人いる百姓がそれぞれに自らの考えや物語をもっておられるという。

では今回の映画から印象に残ったフレーズでつないでいきたい。ホームページ

※※※※※※※※※※※※※※※※

最初は薄井勝利さんで稲の第一人者。
徹底した自然の観察の中から独自の農法を生み出している。6種類のバケツにいろんな条件を与え、稲の生育を研究し、最もその土地、土、水にあった稲を見つけ出す。常に現場主義。「栄養分が過剰になったら病気が来る。倒れる。それを過剰にならないように、自分の観察力で維持していく。そこなんですね、一番大事なのは」「人も植物も一緒」
「百姓は自然と人間の接点なんです。」

2番目は若梅健司さん
トマトの第一人者。農業を始めるときに持った「3つの信念」が核心をついている。

  1. 己の職業を道楽と思え
  2. 記録を取る事
  3. たえず、新しい技術に挑戦すること

「道楽って言葉が大好きなんですよ。本当に好きなことをやっているから、失敗しても不平不満は出ないし、誰のせいにもしない。なんでもすきでやらなぁ」

百姓宣言が国連で2018年定義された
「母なる地球と調和する小さな農家」
また百姓の定義はこう言われている
「100種類の仕事をする人、なんでもできる人、なんでも自分の力でやろうとする人」

横田農場を経営する横田修一さん
20人からなる組織で大規模に農業を経営している。ただ、毎年周辺の農家が後継ぎがなく管理できなくなった田畑を受け入れ今や甲子園球場123個分の農地を管理している。
百姓という言葉、僕は好きですね。機械が壊れれば直すし、大工仕事もやる。土木仕事もやるし、作物の事もわかっている。植物のことも生物のこともわかるような知識も必要だと思いますしー。みんながそれぞれ自分の持ち場で考え、連携して仕事をしていますから、「こっちが足りないから」「こっちがこういう作業をしているから、おれはこういう作業をしようかな」とかみんながそれぞれ自律的に動いている。

―――今どきの言葉で言えば「自律分散型」の組織。そういうものって昔から稲作では「結」って形があったんじゃないか。農業は計画通りすすむものではないし、人の能力もそれぞれだし。

また横田農場の栽培法が面白い。管理する面積が毎年どんどん増えていくが人を増やすわけにいかない。面積が増えて人を増やせばどんどん収益率は悪くなる。メガファーム政策なんて国は言うがそう容易いものではない。少ない人数で大面積を耕作するにはどうするかを考えた。「作期分散」という農法を編み出した。早く実る米、から中間、遅いのを14種類に分けて3月から6月まで分けて田植えしていく。収穫も少しずつずらす。それをパッチワークのように分けて植え付ける。そうすることで作業が集中しないので少ない人数で広い面積を耕作できる。
また耕運機や田植え機は1台で回す。増やせば故障も増えるしメンテナンスもコストがかかる。操作する人も多く必要になる。

この横田修一さんのお父さんの卓士さんは言う。
息子に農業を継いでもらったが、農業を継げなどは言わなかった。女房と結婚した時に「絶対に田んぼのことは子供のまえでつらいって言うんじゃない」って決めたんです。「楽しいことだけを言いなさい」って。「田んぼでメダカをとった」とか「オタマジャクシをとった」とか「今日はとんぼが羽化して一斉に飛び立った」とか楽しい話ばかりを聞かせたよ。「子どもは後で騙されたと言われましたけどね(笑)」
でも修一さんはそうやって、本当に楽しそうに農業をやっておられる。

――――次は海外農業との話――――

きゅうり農家の山口仁司さん
オランダから10年前にデーター農法が伝わった。しかし山口さんがしたのは、昔ながらの「作物の心をよみとる」とデーター技術を組み合わせ、世界で類をみない栽培技術を確立。
山口さんは2年間の研修で一人前のきゅうり農家に育てる研修育成もしている。

理由は、きゅうり農家を減らさないこと。農家が減ればきゅうりの価格は上がるが、同時に誰もきゅうりを食べなくなる。短期的な利益は長期的な利益にあらず。百姓は知っている。

発酵技術を活用したコメ農家の斉藤忠弘さん
減反政策で農協に米を出すのをあきらめ、自らの販路を開拓。その時に米ぬかが残った。
「土ごと発酵」という新しい農法がその時に始まった。
「科学肥料っていうのは効果が一過性なんですよ。そして土壌に対するプラス面はあまりないんです。その点、米ぬかは土壌のー――人間でいうと細胞と結合して有機質化するんですよ。じわっと効いてくるんです。肥料として使うとね」

同じく発酵技術を農薬につかった野菜の苗をそだてている高橋博さん。
米ぬかとヨーグルト、納豆菌を混ぜてそれを農薬代わりにビニールハウスの苗に散布する。そうするとその中で発酵しカビがでない。「えひめAI」と呼ばれるこの環境は安価ですぐ作れて、健康にもよい。継続して使えば温室の中にその環境が定常的に生み出される。理想的な無農薬だ。

山菜名人の細川勇喜さん 74歳
自然薯やタラの芽などの山菜を人工栽培する技術を開発し、惜しみなく回りに伝えてきた。
「自分にしかない技術は100以上ある。発明とか発見とか。いっぱいあんのよ。いっぱい持ってるからふたつやみっつ公表しても別に。まぁ新しいことをやるべし、やってまだ出きっかもわかんない。これが最後と思ってもまたどこかで新しい発見があるかもしれない。別な作物であと40年くらい生きようと思っている。10年後だな、発見すれば10年後にまた会いましょう。」

開けても暮れても発見、発明。ただどこかの大企業と違って百姓の知は「よい知恵や技術を共有し互いに高めあっていく」そんな知のあり方が伝統になっている。

最後はビニールハウスでのトマト作りで何度もTVに出演した清友健二さん
「虫」がテーマに。
ビニールハウスでの栽培の敵は天敵の虫。いくら駆除しても完全に駆除ができない。何度もハウスの中の栽培が失敗し苦渋をなめてきた。清友さんは害虫の駆除に虫を使った。害虫を食べてくれるタバコカスミカメという虫をセットで育てると完全に駆除することができることを発見した。化学肥料に頼らない完全な無農薬での農法が可能になったという。

※※※※※※※※※※※※※※※※

百姓の百の声を聞いた。見た。鑑賞後はなんとも爽やかな元気を与えられる映画だった。

想像以上、予想をはるかに超えた映画で、決して見せよう、感じさせようとせずに淡々とそれでいて全編エネルギーを感じさせる強さをもらった。直ぐにでも仕事につかえそうな話や言葉もたくさんあった。

「己の仕事を道楽と思え」
「たえず、新しい技術に挑戦すること」の言葉の重さ
「百姓という言葉、僕は好きですね。機械が壊れれば直すし、大工仕事もやる。土木仕事もやるし、作物の事もわかっている。植物のことも生物のこともわかるような知識も必要だと思います」
「土ごと発酵―人間でいうと細胞と結合して有機質化するんですよ。じわっと効いてくるんです。」
「百姓は自然と人間の接点なんです」

百姓がなんでも自分でできるのは、自然の摂理に学び、発見し、追求しているからだと思います。百姓が最初から何でも見えているわけではない。見えないものを見る力を徐々に獲得していくことが百姓力なんですよ。と・・・

この映画、もっと多くの人に観てもらいたい。また観たい。そう思える映画でした。
まだしばらく大阪で上映されています、ぜひ十三の第7芸術劇場に足を運んでみて下さい。

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2022年11月19日

類農園の取り組み:日曜は『援農』に参加しよう!~子連れ援農はいかがでしょうか~

こんにちは☆

お休みの日、子どもと何しよう?
そんなお父さん、お母さん。”子連れで援農”はいかがでしょうか?

まだまだ目を離せないなーって年齢のときは(いえ、そういう時こそ!)、数家族(異年齢の子どもがいると尚ベスト!)集まって参加するのもおススメです☆

なぜかというと、異年齢子ども集団ができるから、なのです!
実際、子どもを連れてママ3人一組、うち一人は子守担当という分担で参加してきました!(これなら就学前の子ども連れでも援農は可能でした)。
ママ自身も援農を楽しめますし、むしろ母親から離れた子どもたちは、遊び仲間集団の中だからこそみられる成長が多々感じられたのです。

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posted by tanimitu at : 2022年11月19日 | コメント (0件) | トラックバック (0) List   

2022年11月18日

【アグリテックの最前線にせまる】農と技術の融合が新たな価値を生み出す

(画像はこちらからお借りしました)

四季に恵まれ、水や肥沃な土地を持つ日本には、多種多様な農作物が生産されてきました。日本人の食に対する追求は、縄文土器が世界最古の調理器具だと言われるように歴史が深く、「和食」は世界遺産にも認定されました。

世界に誇る日本の食の土台とも言える「農」が他の技術や業種との融合により新たな価値を生み出し始めています。そんな【アグリテックの最前線にせまる】シリーズをお届けします。

 

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posted by suzu-kun at : 2022年11月18日 | コメント (0件) | トラックバック (0) List   

2022年11月18日

【日本の漁業はどこに向かうのか】プロローグ~日本と世界の漁業構造はどのように変わってきたのか、これからの漁業はどうなっていくのか?~

※画像はこちらからお借りしました

新シリーズとして「日本の漁業はどこに向かうのか」シリーズをはじめていきます!

日本は島国であり、縄文時代の遺跡からは釣り針や銛などが発見されており、貝や魚など水産物を食べて生活してきました。
現代でも日本における一人あたりの魚介類の消費量は世界で6番目に多く、世界平均の7倍以上となっており、漁業と食文化は密接に関わっています。

本シリーズでは、日本の漁業、そして世界の漁業を取巻く構造を追求し、これからの漁業の可能性を探っていきたいと思います。

 

◆日本の漁業は衰退の一途を辿っている?

※画像はこちらからお借りしました

日本の漁獲量は1984年をピークに2020年までの間に3分の1まで減少し、416t(世界で8番目)にまで減ってきています。世界では多いとされている魚介類の消消費量も、2001年をピークに6割にまで減少し、国内における水産物の需要も減少の一途を辿ってきました。

そして、漁獲量の23%が養殖に頼っており、日本の沿岸・遠洋漁業は衰退の一途を辿り、需要の約5割を輸入に頼っているのが現状です。

日本における漁業の取巻く状況は戦後からどのように変化してきたのでしょうか?

 

◯拡大する世界の水産業界、中国は50年で9倍の消費量に

※画像はこちらからお借りしました

一方で世界における水産物の消費量、漁獲量はこの50年で2倍にまで増えてきました。そして、この50年の間に中国の一人あたりの消費量は約9倍にまで膨れ上がっています。
中国に限らず、韓国やインドネシアなどの消費量は4倍にまで上昇し、世界各国で水産物の消費量が増えていっています。

このことから世界の漁業を取巻く構造が大きく変化してきていると考えられます。

 

◯これからの追求の流れ

今回の「漁業シリーズ」では、歴史と現在の漁業の状況を追求し、日本と世界の漁業を取巻く構造の変化、これからの日本の漁業のあり方を見出していきたいと考えています。

今後は下記の流れで追求していきたいと思います。

「今後の流れ」
1.世界と日本の漁業の現状を数字で見る
2.日本の漁業の沿革―日本の漁業はどのように変化してきたのか―
3.明治以前と明治以降の漁業の状況①―技術の発展による沿岸から遠洋への変化―
4.明治以前と明治以降の漁業の状況②―遠洋漁業は日本の漁業をどのように変えたのか―
5.戦後の日本の漁業の変化―グローバル化は日本の漁業に何をもたらしたのか―
6.世界の漁業構造の変化―水産消費量の変化、漁業構造の変化―
7.世界の最先端の漁業
8.日本における新たな漁業の興り、日本の漁業はどこに向かうのか?

 

次回は、世界と日本の漁業の現状を数字で押さえ、いま漁業がどのような状況に置かれているのかを俯瞰していきます。

 

【参考サイト】
持続可能な漁業ってなに?世界と日本の海の現状
◯水産業の歴史(釧路市)
◯漁業の取締りの歴史-漁業の取締りの変化を中心に-(東京水産振興会)
◯養殖研究の歴史(近畿大学水産研究所)
◯我が国の魚食文化を支えてきた漁業・漁村(水産庁)
◯歴史からたどる漁業制度の変遷 その8-働く漁民への漁場の解放-
◯戦後の日本漁業の歴史 その1 戦後しばらくの黄金時代
◯漁業の歴史
◯「我が国における資源・環境問題に関する経済分析―水産業を例に」

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2022年11月18日

自然を通した成長 シリーズ①プロローグ~自然に触れると何が良いの?~

これまで本ブログでは、自然や地方での暮らしを求める意識について何度か扱ってきました。

「自然に触れることが能力を付けるのにも、人材育成にも良さそうなのは分かるけど、実際何が良いの?」

そんな追求ポイントから、今回のシリーズでは、子どもから大人まで全世代を対象に「自然を通した成長」について深めていきます!

①企業(経営者)の意識、②若者の意識、③子どもたちの意識から、結局その本質はどこにあるのか?を明らかにしていきたいと思います。

 

■自然の中での実践的な学びを求める意識

文科省の学習指導要領改訂のポイントでも書かれているように体験学習を重視する動きが出てきています。

>生命の有限性や自然の大切さ、挑戦や他者との協働の重要性を実感するための体験活動の充 実(小中:総則)、自然の中での集団宿泊体験活動や職場体験の重視(小中:特別活動等)<(https://www.mext.go.jp/content/1421692_1.pdfより引用)

 

過去、このブログでも農村学校について扱いました。
『農村学校をつくろう!』シリーズ-まとめ~農を核とした、人⇒集団⇒地域⇒社会の再生

 

類設計室の教育事業部では、2022年4月に「アドベンチャーフィールド」として、26haの手つかずの山林をオープン。様々な体験プログラムを毎週日曜日に行っています。

日々、その中で子どもたちと関わるメンバーからは、「火おこしやものづくりなど、もっと極めたいと夢中になって没頭する子が多い」「外で太陽浴びることでの開放感がある」との実感も!

“手に職”や“自然の中にある学び場”に魅力を感じる意識はどこからきているのでしょうか?

画像はこちらからお借りしました。

日本中から生徒が集まる「島根隠岐島前高校」や、来春開校予定の「徳島・神山まるごと高専」。

さらには、和歌山の「きのくに子どもの村学園」、「インターナショナルスクールオブ長野」、山形の「ハロウインターナショナルスクール安比ジャパン」、「広島叡智学園」、など、全国各地に広がる“野外活動”や“全寮制”に注力した学校にも、何かそのあたりの意識に通じる部分があるように感じます。

 

 

■企業の地方移転、Uターン・Iターンの促進

IT系の企業を中心に地方へのサテライトオフィス開設や本社移転が増えていますが、それを加速するきっかけになったのがコロナ禍。

2020年~2021年にかけて、新型コロナウイルスの感染拡大で、本社機能や主要拠点が首都圏に集中することの脆弱性が改めて認知され、主要拠点を都市部から地方に移転・分散する動きが急速に進行しています。2021年、首都圏から地方へ本社を移した企業の数は昨年351社となり過去最多、首都圏として11年ぶりの転出超過となったそうです。

地方に移転した企業の経営者はどこに勝算を見出したのか。社員の人材育成という観点においても、何か期待があったのかもしれません。

画像はこちらからお借りしました。

さらに、おためし移住や田舎体験という形で各個人単位でのUターン・Iターンもよく耳にするようになりましたね。

農と全人教育11~若者の「地方移住・帰農」の行方

『食農ブームはどこに向かう』追求の足跡~どこへ向かうか

 

 

これらを踏まえて、本シリーズは以下の流れで進めていく予定です。

自分たちも自然や農業に触れて実践したり、様々な人にインタビューしながら進めていきたいと考えていますので、楽しみにしていてください♪

 

〇都心から地方に向かう意識潮流はどこから生まれた?きっかけは?

〇子どもたちの自然に触れたい欠乏が高まっている。そもそも、土や自然に触れると何が良いの?

〇本社を地方に移転する企業も増えているが(コロナ以降特に)、実際どれくらい?経営者はどこに勝算を見出した?

〇地方移転した企業で働く人たちの意識は?移住する人・二拠点生活する人の想いは?

〇まとめ~子ども、大人、企業など様々な視点からみた「自然を通した成長」~

 

<参考>
昨年、首都圏から地方へ本社を移した企業は過去最多となる351社に
https://dime.jp/genre/1323111/

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posted by k-haruka at : 2022年11月18日 | コメント (0件) | トラックバック (0) List   

2022年11月15日

類農園の取り組み:日曜は『援農』に参加しよう!~援農では何をしている?一日の流れに沿って紹介します~

類農園では、週末や長期休みに他部門から農作業の応援へ行く『援農』という取り組みをしています。

 

援農の目的は、大きく2点。

◎農業を志す人が新たな魅力を発掘し、就農就学定住の窓口となること

◎普段仕事では関わらない様々な部門の社員が、同じ農作業の課題の指標到達に向けてとことん真っすぐ取り組むことで、一体感や達成感から活力を見出し、自部門の仕事にもつながる気づきを得て、持ちかえること。

 

 

今回は、ある一日の援農の流れから「援農ってなに?可能性は?」を紹介したいと思います!

 

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この日のメンバーは人材課、広報課、設計部、インターンの学生さんなど合計13人。

課題は「じゃがいも収穫」。指標は16畝から520㎏収穫すること。

以下は1日の実際のスケジュールです。

 

↓↓↓

8:00~8:10 課題共有

8:10~8:30 遊び

8:30~11:45 じゃがいも収穫

11:45~12:00 移動、保管

12:00~14:00 昼ごはん、休憩、中間ミーティング

14:00~16:30 じゃがいも掘り

16:30~17:00 移動、片付け、掃除、保管

17:00~17:30 総括ミーティング

 

特徴的なのは、朝・昼・夕方“小まめに行われるミーティング”と、作業前の“遊び”ではないでしょうか。

 

◆小まめな課題共認

普段の仕事をする時は自身に分担された課題をこなすことが多く、自身の作業で完結することが多いと思います。

ですが、援農では素人ばかりの集団で取り組むことになるので、小まめな課題共認が成果に直結します。

朝・昼・夕方の節目に行うミーティング以外にも、作業中も常に進捗状況や課題意識をすり合わせることで常に農園のメンバーと意識を揃えながら課題を進められるのです。

期待されることはとてもシンプル。

「わからないことがあったらすぐに周りに聞く」

「口に出すこと」

「もっとみんなが楽しめる方法、効率のいいやり方がないかを考えること」

 

実は、普段の仕事でも求められる能力。

援農では1日で成果を上げる必要があり、自身だけでは成果を上げられないことが明確なため、より本質的に「集団で成果を出すためにはどうするか」に向かえるのです。

◆遊び

集団で成果を出すための“小まめな課題共認”と、“遊び”は一見相反するこうどうのように感じますが、農作業を始める前に遊びを取り入れだしてから、援農の成果は間違いなく上がっています。

 

その背景には、集団で課題に向かう基盤にお互いの「信頼関係(=親和関係)」が重要だという構造があります。

基盤に信頼関係があれば、小まめな課題共有をするにしても、時には指摘をしなくてはいけない場合でも、相手の言葉に素直に耳を傾けられるのではないでしょうか。

 

体を使った遊びには瞬時にそういった親和関係を築くことが出来るようです。

 

◆当日の総括レポートより

以下は農園メンバーの当日の総括レポートを、一部抜粋したものです。

当日の農作業の臨場感が伝わってきます。

>長期間おいているため、雑草の根もたくさん張って土砂も流れ込みシートが非常に剥がしにくかったため、そこがまず苦戦する部分でいかに早く突破できるかが最初のポイントだと共認。数畝ごとに集まってどうしたら早いか、どこが可能性か、追求の塗り重ねを濃くしてはがす作業は11人で20分が午前最後には10分、午後には5分ぐらいまで縮まりました!掘る作業もトラクターから手掘りに変えて、チーム制にしたり、役割を細かくしたり、塗り重ねを繰り返し4人で7分ぐらいが午後は4分台も出せるほどに!

最初に遊びを取り入れたのもあり終始充足感のある援農になりました。

 

>「あと何分―!何畝残っている!」「ちょっとペース落ちてきたよ!」「声が聞こえなくなってきたー!」など、そういった各人が感じる状況や外圧の変化をしっかり互いの活力に変えられるような声掛けが飛び交っていました。ささいな変化も口にし追求の材料になる情報を発掘しあっていたようなイメージ。遊びにより親和関係を構築し、うまくいっててもいかなくても、とにかく最初5分10分で集まってすり合わせることで、「この頻度で塗り重ねていくんだ」っていう認識をみんなで揃えることが大事!

 

>その時々にそれぞれが感じている壁や課題意識をもとに次どうするかを決めていくのは一貫していますが、その過程で圃場の全体的な状況把握がより細かくなり役割分担と各役割の繋がりが洗練されいったように思います。スコップで埋まったシートを掘り上げるにしても、どの位置でどんな間隔で、深さで、両端でそろえてやったほうが楽とか、相手によってこうしたらいいとか、どんどんどうする?の材料になる状況が多方面にわたる、細かくなる感じ。おのずと他の人の役割との繋がりも太くなっていって期待応合に繋がっていく気がします。

 

 

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今回は援農の目的である、「様々な部門の社員が、同じ農作業の課題の指標到達に向けて一体感や達成感から活力を見出し、自部門の仕事にもつながる気づきを得て、持ちかえること」の可能性について主に紹介しました。

 

援農を通して、“自然”という誤魔化しの効かない課題を取り組むのは、普段の仕事で周囲と連携して課題に取り組む際にも活きてくるのだと思います。

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